ナカネ工作所は、
安全面・管理面ともに
高い意識を持って
業務に取り組んでいます。
本社工場Main Factory
本社工場(姫路)では、鋳鋼品製造過程に発生する鋳造欠陥補修や寸法不良修正、メーカー様の工期遅れの特急工事(工期挽回)等、日本各地の鋳鋼メーカー様の多種多様な補修工事を行っております。荒加工前から(荒加工を含)、加工後の補修までの工程をご依頼されることもあります。
長年にわたって培った鋳鋼品補修工事に関する技術と経験を活かし、お客様にとって最善の補修工法をご提案し、最短の工期で施工することを心がけています。
ケガキ
製作図面に従い、製品の表面に加工基準となる線や穴位置等を描きます。
通常、定盤の上に鋳鋼品を置き、製品の表面にケガキ塗料を塗付け、ケガキ針(硬い針状の棒)で線を描きます。
また、ケガキ針を底面が平滑なスタンド高さが変えられるようトースカン(ネジ止めした工具)にて定盤上で滑らせて作業を行います。その他、Vブロック、スケール、ポンチ、ハンマー、コンパス等を使用します。弊社では、4m×6mの定盤上でレイアウトマシンを使用し、さらに精密なケガキや型調べ作業を行います。
非破壊検査
非破壊検査は、製品の表面及び内部の欠陥を検出します。PT・MT・UTの資格を取得しています。
検査方法
- VT(目視検査)
- 目視検査は非破壊検査の基本形であり、最もシンプルな検査方法です。直接目視で検査します。
- PT(浸透探傷検査)
- 浸透探傷検査は、浸透液(着色されたり、蛍光性を持たせた液体)のキズ内部への浸透現象を利用して表面キズを検出する方法です。金属だけでなく、非金属に対しても適用されており、目視だけでは識別できない割れ、キズなどの検出に用いられます。
- MT(磁粉探傷検査)
- 磁粉探傷検査は、試験体に磁性を与え、表面に磁粉と呼ばれる磁体性の微粉末を散布させて、キズ部分に吸収されることによりできる磁粉模様によりキズを検出する方法です。
- UT(超音波探傷検査)
- 超音波探傷検査とは、超音波を試験体の表面から伝播させて、キズからの反射を利用して内部のキズを検出する方法です。金属材料、溶接部、非金属など幅広く適用されており、機器を分解せずそのままの状態で士官を行うことが出来るので、従来検査が不可能であると思われていた部分に対して適応されています。
研削・研磨加工
研削加工
研削加工は、砥石を高速回転させ、製品に充てる事で表面の凸凹や異物を取り除く加工になります。砥石の表面は砥粒と呼ばれる硬くて小さい粒から出来ており、砥粒の1つ1つが刃となって材料を削ります。砥粒の材料には、ダイヤモンドや炭化ケイ素などが使用されています。
研磨加工
研磨加工は、より微細で高度の高い砥石を用いて、材料の表面を少量ずつ削り、滑らかな状態へ加工する技術になります。表面の凹凸を少なくし、光沢のある状態へ仕上げることが出来ます。
また、お客様より支給されたゲージ(大きさや角度を規定するもの)に合わせて加工し、図面の寸法になるよう加工するゲージ合わせを行います。
二見出張所Futami Factory
三菱重工業㈱神戸造船所 二見工場構内にて、鋳鋼品の製品手入れ及び補修業務を行っております。納期や工程により、本社と連携して作業を行っております。
整品手入れ補修
鋳鋼品の製造過程に生じる欠陥を検査し補修を行っています。
鋳鋼品の欠陥には、鋳巣【ヒケ】、ワレ、歪、形状不良、焼き付き、バリ等があります。鋳物欠陥を放置したままでは設計通りの製品にはなりませんし、使用中に様々な問題を起こす可能性がありますので、素材段階での補修がとても重要となります。
それぞれの製品に合った最適な工法で補修することで安全、安心な製品として出荷することが出来ます。
高砂出張所Takasago Factory
三菱重工業㈱高砂製作所構内にて、鋳鋼品(仕上がり品)の補修業務を行っております。
仕上がり品溶接補修
発電所に用いられるガスタービン部品や蒸気タービン部品の鋳造欠陥を溶接補修したのち手上げを行っています。仕上がり品の為、寸方公差が非常に厳しく難易度の高い作業となり、高度な技術と経験が必要となります。
明石事業所Akashi Factory
キャタピラージャパン(同)明石事業所構内にて物流業務を請け負っており、0.9tから7tまでのフォークリフトに乗務し業務を行っております。
物流部門の様々な業務において、油圧ショベル生産の一翼を担っております。
フォークリフト運搬・部品管理業務
CAT油圧ショベルの部品管理、フォークリフトを使用した生産ラインへの部品供給が主な業務です。小さなボルトから、7tフォークリフトを使用して運搬する重量物まで、多種多様な部品を取り扱っております。
使用するフォークリフトの中には、サイドフォークという全国でも珍しい特殊車両も保有しており、技量が必要な業務もありますが、安全面・管理面ともに高い意識を持って業務に取り組んでおります。